ガラス用の製品についてご案内いたします。

 

種類について

詳細説明

製品ラインナップ




種類について

◆ガラス用製品の種類についての説明です。

※画像をクリックすると拡大でご覧いただけます。





詳細説明

■ガラス用の金液(白金液、銀液、ラスター液)の選び方の手順

① 絵付けに使用するガラスの種類はは何か。ソーダガラス、耐熱ガラス、クリスタルガラスなど種類によって金液を決定する場合がある。
② 光沢のあるタイプ(ブライト)か、つや消しタイプ(マット)か、いずれかを選択する。
③ 金液の色調を選択する。(赤味タイプ、黄味タイプ、青味タイプ)。または、白金色、銀色、ラスター各色。
④ 金液と転写紙を一緒に焼成することがある場合は、金液の選定を考慮する。

■金液の使用方法と焼成時の注意事項

① 金液を金猪口(キンチョコ)などに少量取り、原液又は適量の金油か溶剤で希釈して、筆などで塗布する。
基本的には原液をできるだけ薄く塗りのばすイメージが理想です。少し溜まるように塗ってしまうと発色や定着不具合を起こしやすくなります。
② 金液塗布後、指で触っても付かなくなる程度まで乾燥させたのち焼成する。
③ 金液自身(又は転写紙など)から燃焼ガスが発生する為、ガスが発生しなくなる(400~450℃)まで窯の扉を少し開けておく。
④ ガスの発生が止まったら窯の扉を閉め、各ガラスに適した温度まで上げ、最高到達温度を5~10分程度保持し、その後徐冷する。
⑤ 焼成温度は、一般的なソーダガラスで約570~600℃、耐熱ガラスで約600~640℃、クリスタルで約530℃前後が目安ですが、共通事項としてガラス製品が変形やネットマークなどのダメージが加わらない範囲で極力高温で焼成していただくのが良い方法になります。低い温度で焼成すると摩耗に対する剥離強度が低くなります。

■金液等の種類について

◇ 金 液
・ブライトタイプ・・・8~11%
・マットタイプ・・・12~18%

◇ 白 金 液
・ブライトタイプ
・マットタイプ
※白金液・パラジウム液の総貴金属量は、金・白金・パラジウムの混合品のため非表示としております。

◇ 銀 液
・各種
※銀の粒子を焼き付けるタイプのため、焼成後の外観はマットとなります。

◇ ラスター液
・各色
※様々なカラーバリエーションがあります。焼成後の外観は有色透明でつやのある薄膜となります。

◇ セラミックマーカー
・各色

 




製品ラインナップ

◆ 当社 の代表的なガラス用の製品についてご案内いたします。

※以下に紹介する製品以外にも様々な種類がございます。詳しくはお問い合わせください。
◇ 金 液
< ブライトタイプ>
品 名 商 品 の 説 明
GY-1720 ソーダガラス用のスタンダード製品です。10%。
GY-1036 ホウケイ酸ガラス(ボロシリケイトガラス)に使用可能なタイプです。10%
→ 2022年1月より製品番号を変更しました。品番変更のみで内容液のは変更はありません。(旧品番:GY-1027)
GR-1822 銀の拡散によりガラスの裏面の金色(裏金色)が赤くなりにくい組成の金液です。11%。
HY-1991 クリスタルやセミクリスタルのような、特殊ガラス用の製品です。9%
比較的低温で焼成するガラスに適しています。
HY-1092 転写紙と一緒に焼成する場合などの耐ガス用金液です(特殊品)10%。
ふち金や線書き用に適しています。べた塗りには適していません。
HY-1991と同様、特殊ガラスや低温焼成ガラス用にも使用可能です。
<重要>
ガラス用の金液・白金液類は、比較的湿気に対してデリケートです。金液を使用する場合は、金チョコなど小分け容器に出して使用されることをお勧めします。
作業終了時に金チョコなどに余った液を金液のビンに戻したり、筆を金液のビンに直接入れて使用されると、湿気や異物が混入する原因となりますのでご注意ください。

< マット・ハーフマットタイプ>
品 名 商 品 の 説 明
GG-2712 ガラス用ハーフマット金液です。12%。
GG-2714 同上、14%タイプ。含金率が上がるに従って少しずつマット感が高くなります。
GG-2716 ガラス用マット金液です。16%。
GG-2718 同上、18%タイプ。含金率が上がるほどマット感が高くなります。
※含金率の低いGG-2712は皮膜の隠ぺい性が低いため、少し透け感が出やすくなります。塗り方によっても変わりますが、重厚感のあるマット金彩を希望される場合は、16または18%のマット金液 をお勧めします。
※ガラスにマット状の金彩を行う場合、腐食やサンドブラストなどでガラス表面につや消し処理を施し、その上にブライト金液を塗布して焼成する方法もございます。表面処理時のつや消し加減によってマット感の調整も可能です。


◇ 白 金 液
<ブライトタイプ>
品 名 商 品 の 説 明
GA-3021 ガラス用白金液のスタンダード製品です。製品の流動性が高く人気の製品です。比較的白金比率の高い製品です。
GA-3094 ガラス用白金液です。スタンダードな製品ですが、金・パラジウム比率が高いため少し高コストとなります。
※ガラス用白金液のマットタイプについて。
ガラス用のマット白金液は、需要面およびこれまで販売しておりました液の仕上がりの質感などの観点から廃番といたしました。誠に恐れ入りますが、よろしくお願い申し上げます。
この液についてお問い合わせがございましたら、お問い合わせフォームよりご連絡をお願いします。


◇ 銀 液
品 名 商 品 の 説 明
NA-5673B ガラス用のスタンダードな銀液です。原液のまま使用可能な液状で運筆性の良い製品です。


◇ ラスター液
品 名 製 品 の 説 明
KA-1336 ピンク色ラスター液です。
KA-1523 赤色ラスター液です。標準的な濃さの製品です。
KA-1553 濃いめの赤色ラスター液です。
KA-4510 淡い青色ラスター液です。
KA-4538 青色ラスター液です。標準的な濃さの製品です。
KA-4553 濃い青色ラスター液です。紺色のイメージの製品です。
KA-5150 紫色ラスター液です。赤紫系の色調です。
KA-5100 ルリ色ラスター液です。赤色のハレーションを有した青色系の製品です。
KA-3115 ライトグリーンラスター液です。薄い黄緑色(若草色)のイメージの製品です。
KA-3227 ヒワ色ラスター液です。標準的な濃さの製品です。
KA-3534 緑色ラスター液です。KA-3227よりも青みよりの緑色のイメージです。
KA-2149 黄色ラスター液です。
LI-2729 アンバーラスター液です。琥珀色のイメージの製品です。陶磁器用と兼用の製品です。
LI-2544 オーロララスター液です。アンバーラスターよりも少しオレンジ色よりの色調になります。陶磁器用と兼用の製品です。
KA-2452 オレンジ色ラスター液です。塗布の濃度が薄くなるとアンバーよりの色調になります。
KA-6501 スモークラスター液です。金を含有していません。
グレーのスモークガラスになるイメージで、ラスター特有のハレーション(光沢)はありません。
KA-6185 グレーラスター液です。貴金属を使用したタイプで、プラチナ彩の様な金属ハレーションのある色調です。
KA-6785 黒色ラスター液です。光の透過性の小さい黒色の製品で、プラチナ液を黒色にしたようなイメージです。
僅かに茶味のある黒色です。
KA-5951 銅色ラスター液です。この製品も光の透過性は小さいですが、光を透かして見た場合の透過色は紫色を呈します。
LI-7534 真珠ラスター液です。ラスター被膜の薄膜干渉によって虹色の色調を呈します。
塗布する濃さ、つまりラスター被膜の膜厚によって得られる色調が異なります。
※ラスター液を塗布する場合、上記すべてのラスター液は原液のままできるだけ薄く塗布してください。塗膜が厚くなりすぎると製膜できずにひび割れすることがあります。
※長期間に渡り使用する間に、ラスター液中の溶剤が揮発するなどして液の粘性が高くなった場合には、金油などの溶剤で希釈してご利用ください。また、大きめの刷毛などを使用して広い面積を塗布する必要がある場合などには適宜希釈することも有効です。
※あらかじめ、ラスター液の塗布濃度と発色を確認できるテストピースを作成されることをお勧めします。
★真珠ラスター液について★
真珠ラスター液は塗布する濃度によって焼成後の色調が変わります。うすく塗りすぎたり濃く塗りすぎたりした場合は不具合が発生することがあります。
塗布の濃さと発色状態や使用の際のポイントなどについては、こちらの動画をご覧ください。→  画像・動画のページへ

◇ 各種ペースト類
ペースト関連は印刷業者様向けの製品になります。金ペースト、白金ペースト、銀ペースト、ラスターペースト各種がございます。
それぞれ陶磁器用、ガラス用の製品がございます。また、転写紙印刷用とダイレクト印刷用の製品がございます。
詳細についてはお問い合わせください。

◇ セラミックマーカー
品 名 製 品 の 説 明
FX-4101 ゴールドペンです。
FX-4202 プラチナペンです。
FX-4301 グリーンラスターペンです。
FX-4401 ブルーラスターペンです。
FX-4501 レッドラスターペンです。
FX-4602 ブラックラスターペンです。
FX-4710 パールラスターペンです。
FX-4801 オレンジラスターペンです。
FX-4901 イエローラスターペンです